(1)表紙 海津郡3町合併協議会だより 海津町・平田町・南濃町 2003年5月 No.7 編集・発行 海津郡3町合併協議会  〒503-0392 岐阜県海津郡平田町今尾557 平田町役場内  TEL 0584-65-0175 FAX 0584-66-4140 川を治めるには まず山を  「これでは治水は無理だ。土砂が川へ流れ込んでしまう。川を治めるには、まず山を治 めなければだめだ。」明治六年に日本政府に招かれて来日したヨハネス・デ・レーケは、 この地方の様子を見て真っ先にこう考えたようです。  デ・レーケは、当時、はげ山と化していたところに木々を植えたり、土砂の流出を阻止 するために砂防施設である巨石積堰堤(現在、国の重要有形文化財)を築くよう指導しま した。緑豊かで住みやすい郷土は、先人たちの努力の上に成り立っているのです。  さぼう遊学館では、5月5日に「こどもイベント」、6月7日に「砂防フェアーinな んのう」を開催します。 Photo 巨石積堰堤をバックに野点を楽しむ皆さん (2)2ページ 農業委員会 選挙による委員の定数は30人 ▼第11回 合併協議会  第11回合併協議会が4月3日、平田町役場大会議室において開催されました。協議会 の概要は次のとおり。 報告事項 ○報告第21号 専決処分の報告について  平成15年3月25日付けで、平成14年度海津郡3町合併協議会会計補正予算の専決 処分が行われ、その報告が行われました。  内容としては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ397万1千円を減額し、歳 入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ4140万円とするもので、原案通り承認されま した。 ○報告第22号 新市名称候補選定小委員会報告  第4回委員会が4月3日午前中に開かれて「新市名称懸賞当選者の抽選方法について」 の協議が行われ、永田委員長よりその協議状況の報告がありました。 ○報告第23号 調整方針に関連する事項について (新市における庁舎の機能分担について)  「新市における現三町の庁舎の機能分担は、次のとおりとする。 (1) 議会・総務部門、 企画部門、会計部門は、海津庁舎に置くものとする。 (2) 産業経済部門、建設部門、水 道環境部門は、平田庁舎に置くものとする。 (3) 市民福祉部門、教育委員会部門は、南 濃庁舎に置くものとする。」という報告が行われました。 協議事項 ○協議第25号 コミュニティ関係事業について  「自治組織を含め、依頼業務、財政的支援等について、合併時までにできる限り統一し、 新市に引き継ぐ。」という調整方針が確認されました。 ○協議第35号 農業委員会委員の定数及び任期の取扱いに関することについて  「(1) 農業委員会の委員の定数及び任期については、新市に一つの農業委員会を置き、 3町の選挙で選任された農業委員であった者は、市町村の合併の特例に関する法律第8条 第1項第1号の規定を適用し、合併後1年間は引き続き新市の農業委員会の選挙による委 員として在任する。 (2) 選挙による委員の定数は30人とし、選挙区については、3選 挙区とする。」という調整方針が確認されました。 ○協議第37号 環境対策事業について  斎苑についての考え方を調整するため、引き続き継続協議となりました。 ○協議第38号 健康づくり事業について  「(1) 各種健(検)診については、南濃町の例により新市に引き継ぐものとする。 (2) 海津郡医師会病院以外で、人間ドックを受けた人間ドック助成金については、海津町の 例により新市に引き継ぐものとする。」という調整方針が確認されました。 ○協議第42号 保育事業について  「(1) 保育所については、現行のとおり新市に引き継ぐものとする。 (2) 保育時間に ついては、平日については現行どおりとし、土曜日は基本保育時間を午前8時から11時 30分とする。 (3) 延長保育については、保育所の開設日に全ての保育所において実施 し、保育時間を午前7時30分から午後7時とし、費用は無料とする。 (4) 一時保育に ついては、南濃町の例により実施する。 (5) 障害児保育については、現行のとおり新市 に引き継ぐ。 (6) 乳児保育については、生後1.5ヶ月から対象とする。 (7) 保育料 については、南濃町の保育料を基本に、新市発足時に統一する。」という調整方針が確認 されました。 ○協議第四十三号 その他協議が必要な事業について 1指定金融機関等について「指定金融機関等については、合併時までに調整する。この場 合において、信頼性の高い金融機関を指定し、複数金融機関等の期限付きローテーション は行わない。」また2電算システムについて「(1) 電算システムについては可能な限り合 併時までに統合する。 (2) 統合できないシステムについては住民サービスの低下を招か ないよう対処するものとする。 (3) 新市において地域情報化計画を構築するものとする。 」という調整方針が確認されました。 ○協議第四十五号 合併協定書について(案)  現在、確認まで至っていない合併協定項目があり、継続協議となりました。 ○協議第四十六号 新市名称懸賞当選者の抽選方法について  新市名称候補選定小委員会報告に基づいて協議が行われ、「次回合併協議会終了後に名 付け親大賞、名付け親賞、特別賞の抽選を行う。当選者について、町名及び氏名を合併協 議会だよりにおいて公表する。」などを内容とする調整方針が確認されました。 その他  国において、内協議制度の廃止等合併手続の迅速化を図る措置が決定されたことから、 これらに伴うスケジュール(見込み)が説明されました。 合併協議会に関する詳しい情報は  合併協議会事務局には、住民の皆さんより様々なご意見が寄せられます。  その中で最も多いのが情報公開に関するものです。協議会の資料や会議録、名称募集の 得票数、合併した場合の各種申請の取扱いなど。これらを全て合併協議会だよりに掲載す るといいのですが、紙面の都合でそれもかないません。このため、合併協議会では、イン ターネットのホームページを開設して多くの情報をリアルタイムで皆さんにお知らせして います。4月20日現在、9,300件を超えるアクセスがあり、内容については今後も 充実していきたいと考えています。 http://www.nannou.com/~gappei/  しかしながら、インターネットの利用環境にない方もいらっしゃいます。このため、各 町の合併担当課において各種資料の閲覧が可能となっているほか、他のメディアを利用す るなど情報提供に努めてまいりたいと思いますので、お気軽にご相談ください。  なお、地域内において無料でインターネットが利用できる施設は次のとおりです。  海津町…役場、総合福祉会館、文化センター、図書館、町民プール、歴史民俗資料館、 医師会病院、海津苑、木曽三川公園(長良川サービスセンター、管理センター)  平田町…役場、生涯学習センター、海西公民館、やすらぎ会館  南濃町…役場、北部支所、南部支所、ゆとりの森、福祉会館 (4)4ページ クローズアップ  合併協定項目のほとんどが確認され、新市の骨格が固まってきました。今後、細部にわ たって協議が行われるとともに、合併準備に入っていきます。  そこで、このコーナーでは、海津郡三町が合併した場合の身近なことがらについてシリ ーズでご説明いたします。第一回目の今回は、「市役所について」及び「保育事業につい て」です。 @ひらなみ市役所  4月3日に行われた第11回海津郡3町合併協議会において、「新市における庁舎の機 能分担について」が報告され、承認されました。また、第8回協議会では、「新市の事務 所の位置」について確認されています。当分の間の庁舎の機能分担をイメージ図に表すと 図のようになります。各庁舎を有効利用して機能分担を図るとともに、住民の皆さんにご 不便をかけないよう総合窓口を設けます。なお、統合庁舎については、新市において検討 することとなります。  ひらなみ市役所海津庁舎   ・議会・総務部門・企画部門・会計部門・総合窓口(支所的部門)  ひらなみ市役所平田庁舎   ・産業経済部門・建設部門・水道環境部門・総合窓口(支所的部門)  ひらなみ市役所南濃庁舎   ・市民福祉部門・教育委員会部門・総合窓口(支所的部門)   現・南濃町南部支所現・南濃町北部支所  高速情報網で接続 (5)5ページ  A保育事業  基本的には、公立保育所については現在のまま新市に引き継ぐこととなります。  このうち保育時間については、平日が、今までどおり午前8時から午後4時までです。 また、土曜日の基本保育時間は午前8時から11時30分となります。延長保育について は、保育所の開設日に全ての保育所において実施し、保育時間は午前7時30分から午後 7時までとなります。また、一部の町で有料だった費用は無料となります。  一時保育については、一部の町で実施されていませんが、全ての保育所において行われ ることとなります。  障害児保育は、現在、全ての保育所において実施されており、このまま新市に引き継ぐ こととなります。  乳児保育については、現在実施されていなかったり生後8ヶ月からの町もありますが、 生後1.5ヶ月からとなります。  保育料については、最も低い南濃町を基本に、新市発足時に統一されます。 (参考)南濃町の保育料徴収基準額表(円) 階層区分                        3歳未満児  3歳以上児 第1階層▽生活保護法による被生活保護世帯(単給世帯含む)    0      0 第2階層▽町民税非課税世帯               4,500  2,900 第3階層▽町民税課税世帯               13,500 11,500 第4階層▽所得税額6万4千円未満           20,500 18,000 第5階層▽所得税額6万4千円以上16万円未満     25,000 22,500 第6階層▽所得税額16万円以上40万8千円未満    28,500 25,000 第7階層▽所得税額40万8千円以上          31,500 26,000 新市のすがた 3 農業  平成十三年「耕地面積調査」によると、新市(海津郡3町)の耕地面積合計は36.7 5平方キロメートルと、県全体(597平方キロメートル)の6.2%を占め、この数字 は岐阜市(38.6平方キロメートル)に次いで、県下2番目となります。  また、農業産出額の合計額(平成13年生産農業所得統計)は83億3千9百万円であ り、これも岐阜市(114億4千6百万円)に次ぐものです。  一方、作物別(平成13年作物統計調査)にみると、収穫量が県下トップなのは稲(水 陸稲計)、小麦、大豆、きゅうり、トマト、いちご、メロン、ピーマン、みかんなど多品 目に及び、これ以外にも上位を占める作物があります。  こうしたことから、新市は、農業(アグリカルチャー)と都市的機能が共存した実り豊 かな農業都市(アグリシティ)といえるのではないでしょうか。 市町村別農業産出額(県下上位) 単位:億円  岐阜市           114  海津郡3町(ひらなみ市)   83  高山市            74  瑞浪市            52  関市             45  丹生川村           43  中津川市           38  羽島市            34  養老町            32  美濃加茂市          32  各務原市           31 (6)6ページ 5月の合併協議会 5月8日(木) 午後1時30分〜 平田町ふるさと会館 海津郡3町の施設探訪 海津苑(海津温泉)(海津町)  百円温泉の呼び名で、広く地域の人たちに愛されているのが海津温泉。県内外から年間 55万人の人が訪れます。食塩泉で黄土色をしたお湯はリウマチ性疾患、慢性湿疹、更年 期障害などに効能があるとされています。  鉄筋コンクリート造り2階建ての施設では、食事、休憩のほか宿泊も可能で、一日ゆっ たり過ごす人も多いようです。公共「いで湯」の草分けとも言われます。 海西公民館(平田町)  社会教育講座、レクリエーションなど、地域における生涯学習の拠点となっているのが 海西公民館。昭和53年に設置され、鉄筋コンクリート造り2階建ての施設には、視聴覚 室や会議室、料理実習室があります。また、3部屋続いた和室があり、合計すると72畳 にもなります。結婚式場としても利用され、今まで、およそ十数組のご夫婦がここでゴー ルインされています。 みかげの森「プラザしもたど」(南濃町)  正面玄関上に設置されている大きなソーラーパネルの塔が印象的なのは、北部コミュニ ティセンターみかげの森「プラザしもたど」です。  養老山麓の緑豊かな景色に溶け込み、省エネなど環境に配慮されていることがうかがえ ます。施設内部には、役場北部支所が設置されているほか、会議室、研修室、トレーニン グ室などがあり、地域活動の拠点となっています。 編集後記  宮沢賢治は、故郷である花巻市周辺(岩手県)をイーハトーブと名づけてこよなく愛し ました。そこは、彼が心の中に描いたドリームランドだったのです。  そして私たちの理想郷が新生・ひらなみ市。銀河鉄道が流れる満天の星空、伊吹おろし となって走り抜ける風の又三郎、童話の主人公が住んでいそうな緑あふれる山々。ここに は、賢治の故郷に勝るとも劣らない私たちの郷土があります。  レモン色のじゅうたんを敷き詰めたような堤防の土手、柔らかな日差しを浴びて七色に 変化する川面、大海原のように波打つモザイク模様の田畑、私たちはこの魅力に気づかず にいるのではないでしょうか。  耳を澄ませてみてください。私たちのイーハトーブの囁きが聞こえてきませんか。(T・M)