(1)表紙 海津郡海津郡3町合併協議会だより 2003年8月 No.10 編集・発行 海津郡3町合併協議会  〒503−0392 岐阜県海津郡平田町今尾557 平田町役場内  TEL 0584-65-0175 FAX 0584-66-4140 三町の歴史3 温故知新 高須藩松平家の結ぶ縁  南濃町上野河戸、養老山地臥龍山の中腹に建つのは行基寺。天平の頃、行基菩薩が開山 ・建立したと伝えられています。  また、このお寺は、高須藩松平家の菩提寺としても知られています。元禄十三年より、 義行公は境内及び全伽藍を改築、城郭に擬して再興しました。それ以来、明治維新に至る 二百年間は一般庶民の登山参詣は禁止されていたようです。  高須藩松平家は石高三万石と小さいものの、尾張徳川家の「おひかえ」の地位を持って おり、後継者が絶えると相続人を送り出していました。このため、江戸城における格式は 大大名と同格であったといわれています。  行基寺庭園の山水をわたる滝水の風、静寂のなか響く鹿威(ししおど)し、しばし江戸 時代にタイムスリップ。海津町・平田町・南濃町 [写真] 木曽三川の雄大なパノラマを借景とした行基寺庭園 (2)2ページ ▼第十四回 合併協議会 平成14年度決算を認定  第十四回合併協議会が七月十四日、平田町役場大会議室において開催されました。協議 会の概要は次のとおり。 報告事項 ○報告第二十六号 平成十四年度海津郡三町合併協議会決算書について  歳入総額四千百五十一万百二十円、歳出総額三千百五十六万六千三百四十四円で決算す ることについて、原案どおり認定されました。  なお、差引額九百九十四万三千七百七十六円は歳計剰余金として、平成十五年度に繰り 越されました。 ○報告第二十七号 新市名称に関する要望について  海津町議会議長より要望書、南濃町の鈴木和彦氏より『新市名称「ひらなみ市」の変更 に関する再考方審議嘆願書』、海津町神社代表の瀬古武美氏より『「三町合併協の新市名 称を海津市に変更」に関する再考方審議についての要望書』、西濃鹿児島県人会の森 勝 夫会長より要望書が出され、その報告が行われました。 協議事項 ○協議第四十七号 平成十五年度海津郡三町合併協議会会計補正予算(第一号)について(案)  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ千七百九十七万円を追加し、歳入歳出予算の総 額を、歳入歳出それぞれ六千三百七十六万円とするもので、原案通り確認されました。  これは、県の助成制度である合併協議会支援交付金(合計千五百万円)の申請及び平成 十四年度の決算額が確定したことに伴う歳入の補正、合併準備のための調査経費の計上に 伴う歳出の追加を行おうというものです。 その他  合併協定調印式等の今後のスケジュールについて説明されました。 合併協議会に関する情報は… 協議会資料、会議録などを公開中  海津郡三町合併協議会では、住民の皆さんに様々な方法で情報提供を行っています。  毎月一回発行している合併協議会だよりでは、協議会の動き、確認された事柄の解説、 新市の姿などを掲載、住民の皆さんにお届けしています。  また、協議会で配られた資料や会議録は、三町役場の合併担当課窓口において閲覧でき るほか、インターネットのホームページで手に入れることができます。 (http://www.nannou.com/~gappei/)  ホームページでは、海津郡三町の合併について、更に詳しい説明など多くの資料が掲載 されていますので、ご利用ください。  なお、海津郡内において無料でインターネットが利用できる施設は次のとおりです。 海津町 役場、総合福祉会館、文化センター、図書館、町民プール、歴史民俗資料館、医師会病院、 海津苑、木曽三川公園(長良川サービスセンター、管理センター) 平田町 役場、生涯学習センター、海西公民館、やすらぎ会館 南濃町 役場、北部支所、南部支所、ゆとりの森、福祉会館 (3)3ページ 新市のすがた6 将来像1 「光」と風と水のふれあい庭園都市 「太陽の恵み」「観光」「福祉」をイメージ  新市建設計画では、新市のめざす将来像を「光と風と水のふれあい庭園都市」としてい ます。今回は「光」にスポットを当ててみましょう。  「光」とは、降り注ぐ太陽の恵み、魅力的な「観光」の振興、弱者に一層光を当てる福 祉の充実・発展を表しています。  まず、一つ目は太陽の恵み。海津郡は、岐阜県の最南端に位置しています。広域連合な どに使われているサンリバーの名称は、「三川」を意味するだけでなく、「サン(sun )」は「太陽」を掛け合わせた言葉でもあります。  次に「観光」。以前、お知らせをしましたが、海津郡三町は国営木曽三川公園、お千代 保稲荷、南濃温泉「水晶の湯」などの観光資源を有し、現在の自治体では県内二番目の観 光入り込み客数があります。新市スタートによるネットワークの強化で、更に活性化して いくことでしょう。  そして「福祉」です。市になれば福祉事務所がおかれることとなります。福祉事務所では、 次のような事務が行われます。 (1) 生活保護に関すること (2) 特別障害者手当等に関すること (3) 児童扶養手当に関すること (4) 障害者(知的、身体)支援費事務に関すること (5) 助産施設、母子生活支援施設への入所等に関すること (6) 児童福祉相談指導事業に関すること (7) 母子、寡婦相談事業に関すること (8) DV緊急一時保護に関すること (9) 自動車税等減免のための生計同一証明書発行事務 (10)民生委員、児童委員に関すること (11)災害救助に関すること (12)戦没者遺族に関すること  なお、福祉事務所は、市民福祉部門のおかれるひらなみ市役所南濃庁舎(現・南濃町役 場)に置かれることとなります。  私たちの身近なところに福祉事務所が設置されることにより、ますます福祉の充実・発 展が図られそうですね。 写真 新市発足に伴い、更なる活性化が期待される「お千代保さん」 (4)4ページ  CLOSE UP 上下水道事業、姉妹都市・国際交流関係事業 上水道の料金体系は三年間、ほぼ現状維持  下水道の使用料金については海津町の例に  このコーナーも第四回目。今回は、「上下水道事業」、「姉妹都市・国際交流関係事業」 です。 (7) ー1上下水道事業(上水道)  調整方針は、「(1) 加入金についてはについては、南濃町の例により、一律一万五千円 (消費税別途)とする。 (2) 使用料金については、海津町▽基本料金千四百円/十立方 m(超過料金百四十円/立方m)、平田町▽基本料金千四百円/十立方m(超過料金百三 十円/立方m/ )、南濃町▽基本料金九百五十円/十立方m(超過料金百円/立方m) とし、合計額に消費税を加えたものとする。(十円未満切り捨て)上記使用料金について は、合併三年後に適正な価格を 定めて統一する。  (3) 検針については、平田町の例により隔月検針とする。  (4) 用途区分及び口径別については、廃止する。 (5) 南濃町の簡易水道料金について は、事業完了まで、現行どおり新市に引き継ぐものとする。」です。  このうち、加入金については、三町の中で最も低い南濃町に合わせて口径の大きさを問 わず一律一万五千円(消費税別途)となります。  また、使用料金(一般用)については、現在の各町の料金体系が合併後三年間は維持さ れることとなります。ただし、南濃町については、内税方式が外税方式となり、新たに消 費税分を負担していただくこととなります。  さて、本来、水道事業は、公営企業であり、その企業の収入をもって経費に充てること とされています。つまり、独立採算制なのです。また、水道法では、公正な水道料金の設 定、差別的取扱の禁止等が定められており、合理的な理由がない限り、統一料金であるこ とが要求されます。したがって、できるだけ早い時期に統一料金を目指すことが必要です。 海津郡三町では、三年後に適正な価格を定めて統一することとなります。  検針については、平田町の例により偶数月に検針を行い、奇数月にお支払いいただくこ ととなります。なお、一部の町にあった用途区分及び口径別の料金体系は廃止されます。  一方、南濃町には五つの簡易水道(北部簡易水道、北部広域簡易水道、駒野簡易水道、 駒野簡易水道(拡張区域)、上野河戸簡易水道)がありますが、これらの水道料金につい ては、事業完了まで、現行どおり新市に引き継ぐこととなります。 (7) ー2上下水道事業(下水道)  下水道事業については、「(1) 受益者負担金及び納期については、現行どおり新市に引 き継ぎ、事業完了後統一するものとする。公共桝を二個設置する場合及び世帯の取扱いに ついても同様とする。  (2) 三町の公共下水道及び平田町の農業集落排水の使用料金については、海津町の例に よる基本料金千六百円/十立方m、超過料金百六十円/立方mとし、合計額に消費税を加 えたものとする。(十円未満切り捨て)  (3) 使用料の納期については、平田町の例により統一(隔月)するものとする。  (4) 南濃町の農業集落排水使用料金については、現行のとおり新市に引き継ぐものとす る。」という調整方針が確認されています。  このうち、受益者負担金及び納期、世帯や公共桝の取り扱いについては、それぞれの町 の下水道事業が終了するまで現行のとおりです。そして、事業完了後に統一されます。  三町の公共下水道及び平田町の農業集落排水の使用料金については、海津町の例により 合わせられます。この額は、基本料金が十立方m当たり千六百円、超過料金が一立方m当 たり百六十円、この合計額に消費税を加えたものとなります。これは、海津町において従 来どおり、平田町が五十立方mまでの場合は従来どおりで、それを超える世帯は負担が少 なくなります。一方、南濃町では、基本料金が安くなりますが、超過料金が高くなり、使 用量によって負担が軽くなる世帯と重くなる世帯が出てきます。  使用料の納期については、平田町の例によって統一され、上水道と同じ奇数月となりま す。  一方、南濃町の農業集落排水の使用料金は、従来より従量制を採用しておらず世帯の人 数によって決められており、これについては現行のとおりです。 (8) 姉妹都市・国際交流関係事業  海津町では、鹿児島県国分市、アメリカ合衆国アリゾナ州アボンデール市と姉妹都市及 び中国江西省南昌師範付属実験小学校との交流があります。また、平田町では、山形県平 田町と友好連携、アメリカ合衆国ユタ州との交流があります。  調整方針は、「交流事業については、十六年度は引き続き実施し、十七年度以降につい ては新市において調整する。」となっています。  つまり、平成十六年度については、現行のまま実施することとなりますが、十七年度以 降については、新市において受入や交流先の体制を調整することとなっています。 写真 アボンデールの子どもたちとも、すぐ仲良しに… (6)6ページ 8月の合併協議会 8月11日(月) 午後1時30分〜 平田町役場大会議室 ・傍聴は会議15分前より受け付けます。 ・希望者が20名を超える場合は抽選となります。 海津郡3町の施設探訪 Vol.9 カイコウズ・レストパーク(海津町)  岐阜県と鹿児島県の姉妹県盟約二十周年を記念して設けられたのがカイコウズ・レスト パーク。現在、色鮮やかな濃紅色の花が咲き誇り、南国ムードを演出しています。  この公園の中にあって、ひときわ高い位置にある四阿(あずまや)、実は一階部分が水 防倉庫となっています。周囲の景観に溶け込みつつも、有事の際には心強い施設なのです。 また、小高い丘は、土嚢(どのう)用の土。 長良川野寺水防拠点(平田町)  この地域では、昔から水に親しみ、水と戦ってきました。憩いのスペースであると同時 に災害緊急時の情報収集・提供、水防作業スペースとして機能しているのが長良川野寺水 防拠点です。「道の駅クレール平田」といえば、お分かりいただけるでしょう。  緊急時には、パネルを河川情報システムに切り替えることが可能で、敷地内には、水防 倉庫、ヘリポートもあります。 なんのう地域防災センター(南濃町)  海津郡消防署南濃分署に隣接して設置されているのは、「なんのう地域防災センター」。 一階は、大型テント、非常用ベッドなど様々な物資が収められた備蓄倉庫、二階には防災 対策室や研修室が設けられ、防災の拠点として機能します。また、給水車、飲料水兼用耐 震性貯水槽、ヘリポートが設置されています。  このほか、駒野には、防災資機材備蓄施設があり、有事に備えています。 編集後記  夏真っ盛り。せみ時雨が容赦なく降り注ぎ、猛暑を演出します。  市町村合併をめぐる話題も連日のように報道され、その加熱ぶりが伺われます。今年初 めに九十九あった県下の市町村数は、山県市、瑞穂市の誕生により現在九十六となりまし た。新聞では、平成十七年三月末までに二十程度の行政区に集約されるとの見込を報道し ています。  老夫婦世帯の父母が周囲の人たちの温かな思いやりに感謝することしきり。心のこもっ た差し入れや気遣いの数々、この地域で暮らすことのありがたさを実感しているようです。  市町村再編という時代の大きな流れにあって、真の豊かさ、住民にとっての幸福とは何 かを、今、真剣に考える必要があるのではないでしょうか。(T・M) 古紙配合率100%再生紙を使用しています