(1)表紙 海津郡3町合併協議会だより 海津町・平田町・南濃町 2003年9月 No.11 編集・発行 海津郡3町合併協議会  〒503−0392 岐阜県海津郡平田町今尾557 平田町役場内  TEL 0584-65-0175 FAX 0584-66-4140 三町の連携  温かい地域社会を  海津郡三町では、地域のもつ共通の課題や広がる日常生活圏に対し、広域連合や一部事 務組合を設置するなどして、住み良い地域社会を築いてきました。  特に連携を強めてきたことのひとつとして“高齢社会への対応”があります。「新市ま ちづくり計画」によると、老年人口(六十五歳以上)の構成比は、平成十二年に一七・六 %であったのに対して、二十五年には二三・五%となることが予想されています。つまり、 四人に一人が高齢者となるのです。  こうした状況から、計画では、「安心できる地域医療・福祉の充実」を基本方針の一番 目に掲げて、高齢者、障害者(児)など社会的に弱い立場にある人々が安心していきいき と暮らせる地域医療・福祉の充実を進めることとしています。  より温かい地域社会を実現したいものですね。 [写真] 海津北高校生徒らによる介護実習風景 (「サンリバーはつらつ」にて) (2)2ページ 協議会の動き ▼第十五回 合併協議会  第十五回合併協議会が八月十一日、平田町役場大会議室において開催されました。協議 会の概要は次のとおり。 協議事項 ○協議第四十八号 海津町長等の新市名称に関する要望への対応について  新たに、海津町長などから要望書が提出されたのを受けて、これへの対応について協議 されました。なお、継続協議となっています。 その他  今後の日程について、話し合われました。 CLOSE UP (9) 特別職等の身分の取扱い 職務執行者の協議が必要に  このコーナーでは、海津郡三町が合併した場合の様々なことがらについて説明をしてい ます。第五回目の今回は、「特別職等の身分の取扱い」についてです。 (9) 特別職等の身分の取扱い  調整方針は、「(1) 新市の職務執行者については、三町の長が別に協議して定める。(2) 特別職及び行政委員会委員等の身分の取扱いについては、法令等の定めがある場合は、そ の規定を適用する。なお、法令等の定めがない場合は、新市において新たに設置する。(3) 教育長を含む特別職の職員の報酬等については、当面三町の例により調整し、新市におい て類似団体の特別職の職員の報酬等を参考にして定める。」というものです。  特別職等というのは、町長、助役、収入役、各種審議会委員等で、これらの人たちは合 併の日の前日に失職します。職務執行者は、新市の市長が選挙されるまでの間、行政運営 に支障をきたすことがないよう、その職務を暫定的に行う者です。職務執行者は、合併関 係町の町長の中から選定する必要がありますが、その者は現職のまま新市の市長選挙や議 会議員選挙に立候補することはできず、辞職することとなります。この職務執行者を三町 の長が協議して定めようというものです。  二点目の、法令に定めのある行政委員会には、教育委員会、選挙管理委員会、公平委員 会、監査委員、農業委員会、固定資産評価審査委員会があり、これらはその規定に従うこ ととなります。また、これら以外については、新市において新たに設置されることとなり ます。  一方、特別職の職員の報酬については、当面三町の例によって調整が行われます。そし て、新市において、人口規模や第二次・第三次産業人口比率を基準とした類似団体におけ る報酬等を参考にして定めることとなります。なお、多くの自治体において、審議会など 第三者機関を設置して報酬等を定めています。 合併についての更に詳しい情報は… <インターネット> http://www.nannou.com/~gappei/  この「海津郡三町合併協議会だより」は、県の財政支援制度である岐阜県合併協議会支 援交付金を受けて作成しています。 (3)3ページ 新市のすがたF 将来像U  光と「風」と水のふれあい庭園都市 風は、「おもむき」「情報発信」などを表す  前回、新市の将来像である「光と風と水のふれあい庭園都市」のうち「光」にスポット を当てて説明しました。今回は、「風」です。  「風」とは、まず第一に、伊勢湾から吹く恵みをもたらす暖かい「風」や伊吹おろしの 冬の寒風の地域特性を表しています。  ご存知のとおり、養老山地の南濃山麓は岐阜県で唯一のみかん産地です。あるみかん生 産農家にお伺いすると、栽培には潮風が必要だということで、伊勢湾より吹き込む暖かい 風はみかん作りに欠かせないそうです。一方、平野部は伊吹おろしにさらされます。大根 のはさがけは、冬の風物詩ともなっていますが、評判の高いお千代保さんの沢庵漬けは、 こうした冷たい風によって生まれるのです。  二点目として、「風」は、歴史の中で培われたまちの持つ風格、水郷地帯の風景などの 「おもむき」といった豊かなまちづくりを表しています。  精霊が住んでいそうな深い緑の山々、ゆっくりと時を刻む大河の流れ、そして実り多き 広大な農地、この風情あふれる景色は訪れる人たちを魅了します。おもむきある美しく豊 かな自然環境を大切にしようというものです。  三点目として、地域から新しい風を起こす、地域の情報発信力を高めることです。  県下第二位の観光客数、農業産出額を誇る新生ひらなみ市は、それだけでも十分に情報 発信が可能です。それに加えて、先進的施策、自然環境、地域づくりなどによって積極的 に情報発信していくことだってできるのです。  新しい風をとらえて地域のアイデンティティーを示す。新市は、夢ある大きな可能性を 秘めているのではないでしょうか。 [写真]西の山が黄金色に染まる季節も、もうそこに… (みかん畑) (4)4ページ 海津郡3町の施設探訪 Vol.10 海津町浄化センター(海津町)  町全域を一つの公共下水道事業の区域としているのが海津町。平成九年に供用開始し、 目標は平成三十年度。  下水処理を一手に担うのが海津町浄化センターです。国営木曽三川公園「アクアワール ド水郷パークセンター」西に位置し、デザインにも配慮されています。オランダの建物を イメージして建築されたおしゃれな外観は、周囲の田園風景にもマッチしています。 今尾浄化センター(平田町)  平田町の下水道事業は、二つの特定環境保全公共下水道と二つの農業集落排水からなっ ています。  各浄化センターから発生する汚泥を有効利用するため、民間と連携して全国的にも珍し い炭化の実証実験を行っているほか、郡内では平田町だけという移動脱水車が汚泥脱水に 威力を発揮しています。今年三月には今尾浄化センターが完成し、環境整備は着実に進ん でいます。 中南部浄化センター(南濃町)  南濃町は、二つの公共下水道事業と二つの農業集落排水事業からなっています。このう ち司令塔となっているのが中南部浄化センター。センターの管理棟では、職員が常駐して すべての施設の集中管理を行っており、稼働状況などが確認できます。  一方、北部浄化センターでは隣接して浄水公園があり、池では鯉やハリヨが泳ぐととも に、四季折々の花が咲き乱れています。 次回の合併協議会 10月14日(火) 午後1時30分〜 平田町役場大会議室 ・傍聴は会議15分前より受け付けます。 ・希望者が20名を超える場合は抽選となります。 編集後記  今年は、いつになく雨が多いようです。雨粒は、屋根や地面をたたき、美しいセレナー デを奏でます。時に激しく、また繊細に。窓ガラスをつたういくつかの流れは、リズムに 合わせてコミカルに踊ります。  一方、雨は、乾いた大地や私たちの心を潤します。雨雲が垂れ込めた後には、大空とい うキャンバスに七色の光の帯が描かれることだってあるのです。  いくつかの課題を抱える合併協議。「雨降って地(じ)固まる」こととなるのでしょうか。 そして、仮に「雨に沐(かみあら)い風に櫛(くしけず)る」状況を打開することとなっ ても、「雨晴れて笠を忘る」ことのないように、平穏で争いのない「雨塊(つちくれ)を破 らず」の地域社会を築いていきたいものですね。(T・M) この広報は古紙配合率100%再生紙を使用しています