(1)表紙 海津郡3町合併協議会だより 海津町・平田町・南濃町 2004年6月 No.20 編集・発行 海津郡3町合併協議会  〒503−0392 岐阜県海津郡平田町今尾557 平田町役場内  TEL 0584-65-0175 FAX 0584-66-4140 http://www.nannou.com/~gappei/ 五月雨(さみだれ)を楽しむ 「月見の森」でアジサイ見頃  梅雨。低く垂れ込めた雲、重く湿った空気に気分も憂鬱になります。洗濯物は乾かない し、ワイシャツは肌にまとわりつくなどイライラする方も多いのではないでしょうか。  しかし、ちょっと視点を変えると、この季節の楽しみ方もあるのでは。トタン屋根をた たく五月雨(さみだれ)は時に激しく、また繊細にリズムを刻み、カエルたちはそれに合 わせて高らかに歌います。大きな葉の上の水滴は盤上でワルツを踊り、西の山にかかる霞 は幽玄の世界へいざないます。  植物が最も輝くのもこの季節でしょう。みどりは、スリガラスをはずしたように鮮明で、 花々は美しさを競い合います。そして、雨の似合う花と言えば、やはりアジサイ。  月見の森では、今、およそ千二百本ほどのアジサイが見頃を迎えています。お色直しで、 次は何色に・・・。 (2)2ページ 市町村数は3,100に 全国各地で進む市町村合併  このほど、総務省では、合併協議会等の設置状況を調査しました。 (平成16年4月1日現在)  それによると、平成15年4月1日から1年間で、合併により41市町が成立し、今年 4月1日時点の市町村数は3,100となっています。また、4月19日において28市 町が告示済みで、こうした市町村が合併した場合の市町村数は3,017になると伝えて います。  一方、全市町村の6割を超える市町村が法定協議会に参加しており、合併特例法の期限 (平成17年3月31日)を前に、市町村合併をめぐる動きは、益々活発化するものと思 われます。 市町村合併の進捗状況          市町村数   法定協議会構成市町村数  合併関係市町村数 H11.12.   3229            25         8 H12.6.    3229            45         8 H13.1.    3227            57        12 H13.4.    3226            75        14 H13.7.    3224            84        17 H13.10.   3224           102        17 H14.1.    3218           117        19 H14.4.    3218           249        26 H14.7.    3218           384        26 H14.10.   3218           519        26 H15.1.    3217           791        28 H15.4.    3190          1218        69 H15.7.    3185          1442        77 H15.10.   3181          1652        84 H16.1.    3176          1840        91 H16.4.    3100          1891       189 1「合併関係市町村数」とは、H7.4.1以降の合併によって誕生した新市町村を構成 していた旧市町村の数である。 2「法定協議会構成市町村数」とは、現在の法定協議会を構成している市町村の数である。 委員の変更  4月30日、海津町及び南濃町において議会が開かれ、それぞれ議長などの役職が決め られました。  海津郡三町合併協議会の委員は、次の通りです。(敬称略) 海津町  水谷武博(議会議長)  大橋直治(議会議員)  神田長平(議会議員) 南濃町  平井 肇(議会議長)  丹羽恒夫(議会議員)  田中 正(議会議員) (3)3ページ 合併協議Q&A 現在における協議の状況は・・・  ▼継続協議となっている協定項目▲ Q 現在、合併協議はどのようになっているのですか。また、今後、どうなるのでしょう か。 A  海津郡3町合併協議会は、平成14年10月1日に設置され、協議を重ねてきまし た。  一度はすべての協定項目を確認したのですが、その後、海津町長などから新市名称に関 する要望書が提出されました。合併協議会では、その対応を協議してきましたが、最終的 に住民意識調査を実施し、その結果に基づいて新市名称を協議することとなりました。調 査は、先月実施され、その結果は5月31日に行われた第24回合併協議会において報告 されています。  しかし、継続協議となっているのはこれだけではありません。「新市の事務所の位置に ついて(再協議)」、「合併の期日の変更について」及びこれに伴う関連事項が残ってい るのです。  このうち、合併の期日及びこれに伴う関連事項が確認されていないのは、なぜなのでし ょうか。  合併を進めるためには、合併協議終了、合併協定調印、各町議会議決、県への合併申請、 県議会議決という一連の手続きが必要となります。さらに、電算システムの統合など新市 スタートに向けての条件整備を合併申請の前後から始めることとなり、このために最低六 ヶ月程度は必要です。したがって、合併申請して6ヶ月以後に合併可能となるのです。つ まり、継続協議となっている諸課題を克服する目途が立たない状況においては、変更後の 合併期日を決めることが困難と言わざるを得ません。  また、合併期日は、他の協定項目にも大きく影響します。議会議員や農業委員の在任特 例措置はどのように扱うのか。団体であるとか、年間スケジュールに基づいて実施される 事業のうち、年度途中に統一又は統合を図ることが困難であるものはどうするのかなどで す。  なお、合併期日に関連して、現在継続協議となっている協定項目としては、次のような ものがあります。 ・議会の議員の定数及び任期の取扱い ・農業委員会委員の定数及び任期の取扱い ・地方税の取扱い ・消防団及び水防団の取扱い ・国民健康保険事業 ・環境対策事業 ・保育事業 ・健康づくり事業  今後、変更後の合併期日が決まることに併せて、これら「合併の期日の変更に伴う調整 方針の取扱いについて」及び「合併の期日の変更に伴う調整方針の変更について」が協議・ 確認されていきます。 (4)4ページ 文化財探訪(2) 「八幡神社の社叢(しゃそう)」(海津町)  梶屋八幡神社には、境内まで続く社叢(神社の竹やぶ)があります。この竹は、神社の 流れ着いた所に、必ず自然に生えるといわれています。県指定天然記念物。  古文書によると、八幡神社は、もともと下石津郡庭田村厳崎(しもいしづごおりにわだ むらむらいわさき)神社の地にありました。その後、洪水のため本殿が流れ、福江村、宮 地村、稲山村(現在の場所)へ次々と流れ着きました。  そのとき、この寒竹も流れてきたと言われています。 「春岱(しゅんたい)今尾窯跡(かまあと)」(平田町)  加藤春岱(しゅんたい)は、御深井(おふけ)焼を完成させた尾張赤津窯の陶工です。 1851年、今尾藩主竹腰正美(たけのこしまさよし)に招かれて鯰池(なまずいけ)の 西に陶器窯を築き、三年余りの間に、数多くの作品を焼き上げました。  「加藤春岱今尾窯跡」は県の史跡であり、今尾神社にある春岱の作品「四方織部釉小菊 印花文大香炉(しほうおりべゆうこぎくいんかもんおおこうろ)」、「黄瀬戸釉狛犬(き ぜとゆうこまいぬ)」は美しさを今に伝えています。この二つは、町指定有形文化財とな っています。 「庭田貝塚」(南濃町)  庭田貝塚は、岐阜県唯一の海水産貝塚で県の指定史跡。貝塚を構成する貝類はマガキが 主で、ハマグリ、アカニシ、オオノガイなどとなっており、出土した土器片は、縄文中期 のものが大半を占めています。  集落の形成は縄文前期、貝層の形成は中期といわれ、海に適応した集団が移住してきた のではなく、庭田貝塚人が中期になって海に適応した生活をしたと考えられています。 編集後記  私は、たまに大須(名古屋)へ出かけます。目的地は、電脳街と呼ばれる一角なのです が、まちの魅力もそのひとつ。日本の古きよき時代を思わせる店舗があるかと思えば、様 々な国籍の料理店、最先端のIT機器を展示したコンピュータショップ。それぞれが、自 分たちを主張するかのように軒を連ねています。軽快なラップがアーケードを流れ、若者 たちがクレープを頬張る横を、お年寄りが乳母車を押しながら通り過ぎていきます。元気 な街には、あふれる笑顔があります。  私たちの住む地域もたくさんの魅力にあふれています。ヨーロッパの田園風景を思わせ る「国営木曽三川公園」、ノスタルジックな雰囲気の「おちょぼさん」、スパリゾートと して注目を浴びる「水晶の湯」。どれもが元気のみなもととなりそうですね。(T・M)