(1)表紙 海津郡3町合併協議会だより 海津町・平田町・南濃町 2005年3月 No.30                                     最終号 編集・発行 海津郡3町合併協議会  〒503−0392 岐阜県海津郡平田町今尾557 平田町役場内  TEL 0584-65-0175 FAX 0584-66-4140 http://www.nannou.com/~gappei/ 市章デザイン決まる 【デザインコンセプト】  3町が合併により躍動感あふれる市を築き、いきいきと元気に暮らす様子と、緑に恵ま れ木曽三川が織り成すふれあい交流都市をイメージ。水と共生するなかで市民の懐に抱か れながら成長する様も示す。 (最優秀賞受賞者) 千葉県松戸市 神保 米雄さん(55歳) グラフィックデザイナー 「躍動感あるデザインと 高い評価」  市章選定会議における最優秀賞の選考理由は、次のとおりです。  三本のグリーンの線は、みどり豊かな三町の合併を意味し、二本のブルーは水の流れを 表現していると思われる。また「川」という文字をデフォルメして木曽三川との関係が深 いことを強調しているとも考えられる。加えて、市民の腕が実り豊かな農産物を大切に抱 きかかえ、成長させていくといった願いも込められているのではないだろうか。新市の特 徴や願いを表現しようとしている作品である。  大胆なフォルムが元気よく、動きを感じさせる作品に仕上がっている。五つの形のバラ ンスも良く、全体の形に広がりや楽しさ、親しみがある。グリーンとブルーの二色の印象 は新鮮で清潔感があり優れた作品となっている。 (2)2ページ 動き 海津市長職務執行者に 平田町長 横山 善郎氏 第35回合併協議会  第35回合併協議会が2月18日、平田町ふるさと会館において開催されました。協議 会の概要は、次のとおりです。 報告事項 ○報告第54号 海津市長職務執行者について  海津市長職務執行者に、平田町長の横山善郎氏が選任されたとの報告がありました。 ○報告第55号 海津市市章デザインの内定について  市章デザインの募集については、平成16年11月24日から平成17年1月5日まで の約6週間に、合計1,310点の応募が寄せられました。その後、第1次審査として、 平成17年1月11日から21日までの間、愛知県立芸術大学美術学部の大谷学部長、白 木助教授、柴崎講師の3名が5点を選考し、第2次審査として、平成17年2月10日、 第1次審査時の3名に加えて3町長で組織する市章選定会議において、第一次審査通過作 品5点の中から市章として採用する最優秀賞を選定しました。  その結果、千葉県松戸市の神保米雄さん(グラフィックデザイナー)の作品が最優秀賞 に選ばれました。(詳しくは表紙)  また、岐阜県養老町の長屋俊輔さん(高校生)、宮城県利府町の渡辺信一さん(グラフ ィックデザイナー)、愛知県長久手町の佐藤直木さん(ヴィジュアルコミュニケーション デザイナー)、東京都世田谷区の安田照夫さん(会社員)の作品が入賞となりました。 その他 ○開庁式について  合併日(平成17年3月28日)午前8時より海津庁舎玄関前において、開庁式が行わ れる旨の報告がありました。  なお、平田庁舎及び南濃庁舎においては、それぞれ庁舎職員立ち会いのもと海津市役所 銘板除幕、市旗掲揚を行います。 ○海津郡三町合併協議会の会議資料及び会議録の公開について  合併後においても、引き続き公開していくことについて承認されました。 第36回合併協議会 第36回合併協議会が3月14日、平田町ふるさと会館において開催されました。協議会 の概要は、次のとおりです。 報告事項 ○報告第56号 平成16年度海津郡3町合併協議会会計の歳入歳出決算見込みについて  平成16年度海津郡三町合併協議会会計の3月1日現在における歳入歳出決算見込みに ついて報告がありました。  歳入総額3,7005,021円、歳出総額2,0715,471円の見込みであり、 実質収支額16,289,550円は、合併後、海津郡3町合併協議会会計精算金として、 海津市の一般会計に引き継がれることになります。 ○報告第57号 市長職務執行者が専決処分する条例について 市長職務執行者が合併日に専決処分する予定の条例について報告がありました。 写真 市章選定会議のようす(愛知県立芸術大学にて) (3)3ページ 市章デザイン入賞作品(作品はPDFファイルでご覧ください) デザインの趣旨  輪中をイメージしてこの作品を作りました。  外側の三つの円は揖斐川、長良川、木曽川を表していて、真中の円が海津市です。 審査評 「明快でシンプル」  驚くほど明快な表現である。国の象徴である国旗デザインが見せる究極の表現と同じ考 え方で造られている。あまりにもシンプルなだけに、もの足りなさを感じるかもしれない が、複雑で難しい現代社会に対して、心洗われる素直な素養を感じる。その点も含め、大 人っぽい普遍性の高い作品に仕上がっている。ただし、白い線が縮小時につぶれる恐れが あり、加筆修正が必要。同時に、色彩提案も必要である。 受賞者 岐阜県養老町 長屋 俊輔さん デザインの趣旨  「海」の字をモチーフに、オレンジの光・緑の風・青い水をデザインしました。フリー ハンドのタッチは自然の恵みを大切にする新市をイメージしたものです。 審査評 「明るく、健康イメージ」 明るくのびのびとしたデザインで健康的な印象がある。海津市の一文字「海」をモチーフ としており、他の市の市章との差別化が明快にできている。また、可読できる限界まで文 字を変形しており、デザインに面白みを増している。ただし、造形や色彩にリゾートの雰 囲気も感じないわけでもない。したがって、民間企業やグループに印象がよく似た(形は 異なるが雰囲気が似ている)デザインが存在する可能性もある。 受賞者 宮城県利府町 渡辺 信一さん デザインの趣旨  「海」の漢字をモチーフにしたもの。「海」は、「シ」(流れる水の様子)と「毎」 (髪飾りをした女性)から成り、「美しいひとと川が在るまち」として海津市を象徴して いる。 審査評 「知的でユーモラス」  文字の古典的な書体である篆書を基本としており知的な発想である。漢字の起源と篆書 のユーモラスな造形に歴史観や目新しさがあり、斬新なデザインに仕上がっている。また 造形の完成度も普遍性も高い。印鑑を彷彿する作品で、まさに「しるし」原点であろう。 その点でも、市章としては珍しいのではないだろうか。反面、斬新さと個性が強く印象力 がある分、一般には好き嫌いがあることも考えられる。 受賞者 愛知県長久手町 佐藤 直木さん デザインの趣旨  頭文字「K」をモチーフにし、揖斐・長良の両河川に囲まれた水郷地帯海津市の木曽三 川との戦いの歴史と飛躍・発展をチューリップの形でイメージ表現。新市の将来像「光と 風と水のふれあい庭園都市」をデザイン。 審査評 「素直でまじめ」  新市の将来像の標語を色と形で素直に表現した明るくさわやかな作品だと思われる。造 形バランスも良く、親しみや安心感はある。反面、新しさや独創性は薄く、一度見たら忘 れないような特徴や印象力の強さはない。この作品も単色で提案されており、造形にも癖 がなく、扱いやすい作品であろう。 受賞者 東京都世田谷区 安田 照夫さん 審査▼愛知県立芸術大学美術学部:大谷学部長、白木助教授、柴崎講師 (4)4ページ 新市誕生までの主な動き 年月日               内容 平成14年  2月22日    海津郡町村合併問題検討会を設置(各町5名ずつの議会議員及び町長)           第1回海津郡町村合併問題検討会開催  3月中旬     市町村合併啓発パンフレットを郡内全戸配布  3月25日    第2回海津郡町村合併問題検討会開催  4月1日     南濃町役場分庁舎内に町村合併準備室を開設  4月12日    第3回海津郡町村合併問題検討会開催  5月7日     第4回海津郡町村合併問題検討会開催  6月初旬     市町村合併啓発パンフレットを郡内全戸配布  6月4日〜26日 市町村合併住民説明会を開催(郡内10会場)  6月11日    第5回海津郡町村合併問題検討会開催  6月28日〜7月15日           市町村合併に関する住民意識調査実施                  (郡内20歳以上無作為抽出5,000人を対象)           ※住民意識調査集計結果           回答者数2,186人(43.7%)           「合併協議を進めていくことが望ましい」……1,568人(71.7%)           上記のうち「海津郡3町の組合せが望ましい」……1,120人(71.4%)  7月23日    第6回海津郡町村合併問題検討会開催  8月5日     第7回海津郡町村合併問題検討会開催  9月5日     第8回海津郡町村合併問題検討会開催  9月18日〜25日           各町の議会において、それぞれ海津郡3町合併協議会設置議案等を可決  9月26日    第9回海津郡町村合併問題検討会開催  9月30日    海津郡町村合併問題検討会解散  10月1日    海津郡3町合併協議会を設置           平田町役場内に海津郡3町合併協議会事務局を開設  10月2日    合併重点支援地域に指定される。  10月21日   第1回海津郡3町合併協議会開催  11月8日    第2回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「合併の方式」  11月18日   第1回新市名称候補選定小委員会開催  11月22日   第2回新市名称候補選定小委員会開催  12月9日    第3回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「財産及び債務の取扱い」、「地方税の取扱い」、「慣行の取扱い」 平成15年  1月1日〜31日 新市名称候補募集  1月7日     第1回事務所の位置等検討小委員会開催  1月14日    第4回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「一般職の職員の身分の取扱い」、「特別職等の身分の取扱い」、           「条例、規則等の取扱い」、「事務機構及び組織の取扱い」、           「一部事務組合・広域連合等の取扱い」  1月22日    第5回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「新市建設計画」、「使用料、手数料等の取扱い」、「公共的団体           等の取扱い」、「各種団体への補助金、交付金等の取扱い」、「町・           字の区域及び名称の取扱い」  1月31日    第2回事務所の位置等検討小委員会開催  2月3日     第3回事務所の位置等検討小委員会開催  2月7日     第4回事務所の位置等検討小委員会開催  2月12日    第3回新市名称候補選定小委員会開催           ※新市名称候補として、「かいづ」、「海津」、「木曽三川」、           「三川」、「治水」、「なんのう」、「ひらた」、「ひらなみ」の           8候補を選定           第6回海津郡3町合併協議会開催  2月13日〜22日 新市建設計画、経緯説明のため住民説明会を開催(郡内6会場)  2月14日    第5回事務所の位置等検討小委員会開催  2月19日    第6回事務所の位置等検討小委員会開催  2月20日    第7回事務所の位置等検討小委員会開催           第7回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「広報公聴関係事業」、「姉妹都市・国際交流関係事業」  2月24日    第8回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「合併の期日」、「新市の名称」、「新市の事務所の位置」  3月4日     第9回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「議会議員の定数及び任期の取扱い」、「消防団及び水防団の取扱           い」、「総合交通関係事業」、「福祉関係事業」、「農林水産関係           事業」、「商工観光関係事業」、「建設関係事業」、「学校教育事           業」、「社会教育事業」  3月13日    第8回事務所の位置等検討小委員会開催           第10回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「人権対策事業」、「国民健康保険事業」、「上下水道事業」  4月初旬     新市建設計画概要版を郡内全戸配布  4月3日     第4回新市名称候補選定小委員会開催           第11回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「コミュニティ関係事業」、「農業委員会委員の定数及び任期の取           扱い」、「健康づくり事業」、「保育事業」、「その他協議が必要           な事業(指定金融機関等・電算システム)」  5月8日     第12回海津郡3町合併協議会開催           新市名称懸賞当選者抽選会実施  6月初旬     「海津郡の合併効果調査・評価報告書概要版」を郡内全戸配布  6月10日    第13回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「環境対策事業」  6月24日〜28日 新市建設計画を含む全38項目の合併協定項目の調整方針が確認さ           れたことを受け、住民説明会を開催(郡内5会場)  7月8日〜17日 海津郡3町合併協議会長に対して、新市名称再考の要望書等が提出           される。  7月14日    第14回海津郡3町合併協議会開催  8月11日    第15回海津郡3町合併協議会開催  9月28日    平田町において、大垣市等1市8町との法定合併協議会設置を問う           住民投票実施           (反対3,331票、賛成2,237票 投票率84.84%)  10月14日   第16回海津郡3町合併協議会開催            新市名称再考要望書が提出されたことを受け、その取扱いを協議            するため、協定事項調査検討小委員会を設置  10月29日   第1回協定事項調査検討小委員会開催  11月17日   第2回協定事項調査検討小委員会開催  11月28日   第3回協定事項調査検討小委員会開催  12月6日    第4回協定事項調査検討小委員会開催  12月8日    第17回海津郡3町合併協議会開催  12月20日   第5回協定事項調査検討小委員会開催 平成16年  1月6日     第6回協定事項調査検討小委員会開催  1月20日    第18回海津郡3町合併協議会開催  1月28日    第7回協定事項調査検討小委員会開催  1月30日    第19回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「新市建設計画(変更)」  2月18日    第8回協定事項調査検討小委員会開催  2月24日    第20回海津郡3町合併協議会開催  3月19日    第21回海津郡3町合併協議会開催  3月31日    第22回海津郡3町合併協議会開催            新市名称等住民意識調査実施を確認  4月初旬     変更後の新市建設計画概要版を郡内全戸配布  4月19日    第23回海津郡3町合併協議会開催  5月7日〜21日 新市名称等住民意識調査実施  5月31日    第24回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「新市の名称(変更)」、「町・字の区域及び名称の取扱い(変更)」           ※新市名称等住民意識調査集計結果           実回答数25,081通(78.04%)           「設問1 新市名称について」           海津:20,383通 木曽三川:382通 三川:186通 治水:166通           なんのう:736通 ひらた:151通 ひらなみ:2,924通           「設問2 町・字の名称の取扱いについて」           現行のとおり:11,057通           現行の町・字名の前に、3町名を付ける:13,519通  6月10日    第25回海津郡3町合併協議会開催  6月29日    第26回海津郡3町合併協議会開催  7月7日     第27回海津郡3町合併協議会開催  7月28日    第28回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「合併の期日(変更)」、「農業委員会委員の定数及び任期の取扱           い(変更)」、「姉妹都市・国際交流関係事業(変更)」、「新市           の事務所の位置(変更)」、「一部事務組合・広域連合等の取扱い           (変更)」  8月10日    第29回海津郡3町合併協議会開催  8月23日    第30回海津郡3町合併協議会開催           ○確認された協定項目           「議会の議員の定数及び任期の取扱い(変更)」           ※すべての協定項目を確認  9月10日    合併協定調印式  9月13日    海津町議会にて合併関連議案を可決  9月15日    平田町議会にて合併関連議案を可決  9月17日    南濃町議会にて合併関連議案を可決  9月22日    海津町長、平田町長及び南濃町長より西濃地域振興局長へ合併申請           書を提出  10月13日   総務省から県知事に廃置分合に伴う市制施行の協議について「異議           なし」との回答  10月22日   第31回海津郡3町合併協議会開催  11月5日    第32回海津郡3町合併協議会開催  11月24日   市章デザイン募集            (期間:平成16年11月24日〜平成17年1月5日)  12月16日   岐阜県議会にて海津郡3町に関する町村の廃置分合を可決  12月20日   第33回海津郡3町合併協議会開催 平成17年  1月17日    第34回海津郡3町合併協議会開催           官報告示(総務省告示第39号 市町の廃置分合)  2月10日    市章選定会議  2月18日    第35回海津郡3町合併協議会開催            市長職務執行者に横山善郎氏との報告            市章デザイン内定  3月14日    第36回海津郡3町合併協議会開催  3月28日    「海津市」誕生 (8)8ページ 市章デザイン最優秀賞受賞者 神保 米雄(じんぼ よねお)さん  東京都品川区生まれ  グラフィックデザイナー  麹谷・入江デザイン室、JGL、MacJapanを経て、現在「べあ」で活躍中 ○主なデザインコンペ入賞歴  ・全国カレンダー展「キロニーカレンダー」日本商工会議所会頭賞  ・国際コンベンションシティ岐阜シンボルマーク最優秀賞  ・日本薬学会シンボルマーク最優秀賞  ・葛飾区文化会館シンボルマーク最優秀賞  ・日本塗料工業会シンボルマーク最優秀賞  ・愛媛県人にやさしいまちづくりシンボルマーク最優秀賞  ・伊勢崎佐波医師会立看護専門学校シンボルマーク一等賞  ・大分大学学章シンボルマーク最優秀賞  ・福島大学学章シンボルマーク最優秀賞  ・阿波市シンボルマーク優秀賞 等 受賞者の声  この度は、海津市市章デザインにおいて最優秀賞を頂き、誠に光栄に思います。  仕事の関係上、岐阜県に本社のある会社との関係も深く、以前から岐阜県には興味があ りましたので、海津市市章デザインを応募いたしました。  デザインの作成にあたって、海津郡の情報を集めましたところ、木曽三川の水郷地帯と 自然に恵まれたまちというイメージであり、三町が合併し、いきいきと元気に暮らす様子 を併せて表現しようと試行錯誤を繰り返した末、私自身満足のいく作品ができました。そ の結果、高い評価をいただき、より岐阜県を身近に感じることができ、本当に嬉しく思い ます。  今後、海津市が益々発展いたしますことを心よりお祈りいたします。 編集後記  協議会だよりもついに最終号(30号)となりました。今までお読みいただきましてあ りがとうございました。2年6ヶ月という短い期間でしたが、市町村合併の仕事に携わら せていただき、合併協議の難しさを感じました。しかし、その都度、皆さんの合併に対す る熱い思いや地域を思う気持ちにも直に触れることができ、貴重な体験ができました。  さて、3町にはそれぞれ違った味があります。これからは「海津市」という大きな器の 中でその旨味を活かしながらブレンドし、新しいものをつくる必要があります。そのため には、皆さんといっしょにまちづくりをしていくことが大切です。海津市全体が一つにな ったとき、きっと皆さんに合う味、香り豊かなコクのある「海津市」ができあがることで しょう。 (N・A)